携帯電話キャリアのLTEエリアマップの見方について(概略編)
MNP(キャリア移動)するときに、エリアマップを確認していますか?
最近、Nexus5(イーアクセス)へMNP移ろうとした時に調べた、
各社のエリアマップのウェブページ及びエリアマップ冊子の説明方法が異なっているので、
ここではざっくりと概要のみ解説します。
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1.エリアマップとは
ソフトバンクモバイルのエリアマップ掲載ページには下記のように書いてあります。
サービスエリアは計算上の数値判定に基づき作成しているため、実際の電波状況と異なる場合があります。
きっと、すごいGISアプリケーションがあって、
基地局の電波の強さと、地形データや建物データを計算し、
電波が届く範囲をシミュレーションしているんでしょう。
基本的に、地図に色が塗られている場所には、何らかの携帯電話でつかめる電波がとんでいて、
3G回線を利用した電話若しくは、データ通信が可能なエリアを表しています。
色が塗られているからって、必ずエリア内かどうかはわかりません。
建物の地下や、高層階では圏外になることは、よくあります。
2.同じキャリアでも、エリアマップは携帯電話によってそれぞれ違うよ
以下の内容は、基本的にLTEのエリアマップについてです。
各キャリア、各メーカーから様々な携帯電話が発売されていますが、
携帯電話によって、エリアに差があります。
なぜかというと、携帯電話によって捕捉(通信することが)できる電波の周波数が異なっているからです。
手始めに、各キャリアがLTEにて使用しているだろう周波数を上げてきましょう。
NTT Docomo
- 800MHz帯 (BAND19, BAND6?)
- 1.5GHz帯 (BAND21)
- 1.8GHz帯 (BAND3)
- 2GHz帯 (BAND1)
KDDI (au)
- 800MHz帯 (BAND18)
- 1.5GHz帯 (BAND11)
- 2GHz帯 (BAND1)
Softbank グループ(関連会社も含む)
- 900MHz帯 (BAND8?) (2014年サービス開始予定?)
- 2GHz帯 (BAND1)
- 1.8GHz帯 (BAND3) (イー・アクセス系, 2014年6月以降はワイモバイル系)
- 2.5Ghz帯 (BAND41) (WCP系)
ソースは
様々な周波数帯をつかって、携帯電話サービスをおこなっていることがわかります。
周波数によって、特性があるので、
その場所に適切な周波数を利用していたりしているのでしょう。
ちなみに、携帯電話によって使える周波数は異なります。
それぞれの携帯電話に対応したエリアマップが公開されているので、
見る機会があったら、注意したほうがいいかもしれませんよ。